今月の主題 免疫血液学検査法の進歩
総説
免疫血液学検査の進歩
小島 健一
1
Keniti KOZIMA
1
1新潟大学医療技術短期大学部
pp.602-605
発行日 1988年6月15日
Published Date 1988/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913661
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血液成分治療,臓器移植の進展を反映して,免疫血液学検査の対象は赤血球に限定されず,HLAを中心とする白血球抗原,血小板特異抗原にも拡大された.赤血球系ではモノクローナル抗体の開発・普及,検査機器の進歩,Coombs試験の改良が進行している.HLA抗原検査のもっとも実用的な対象はHLA適合血小板輸血である.HLAクラスII抗原はDNAタイピングも可能となった.血小板特異抗原不適合チェックのための交差試験も改良が進んでいる.
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