編集者への手紙
診断を困難にした細胞診コンタミネーション
川合 厚子
1
,
笹井 祐之
1
,
国分 啓二
1
,
児玉 秋生
1
,
比佐 新一
1
,
荻生 徳寛
1
,
手塚 明美
2
,
吉田 嬉代子
2
,
岩渕 慎助
3
1米沢市立病院内科
2米沢市立病院臨床検査科
3岩渕産婦人科医院
pp.1609-1611
発行日 1987年12月15日
Published Date 1987/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913537
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1.はじめに
近年,細胞診の診断意義が認識され1),検体が増加しているが,今回,本院において細胞診の検体処理中に癌細胞のコンタミネーション(細胞診においては,ある検体の悪性細胞などが剥脱してほかの検体標本に付着し汚染することをいう)がおこり,診断を困難にした事例を経験したので反省の意味をこめて報告する.
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