私のくふう
凍結乾燥による超薄切片作製用ガラスナイフの保存法
引野 利明
1
,
福田 利夫
1
,
町並 陸生
1
1群馬大学医学部第2病理学教室
pp.1463
発行日 1987年11月15日
Published Date 1987/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913509
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超薄切片作製用のガラスナイフ(以下ナイフ)は,刃先に風化などによる損傷がなく,切れ味の良いものが使用される.そのため,ナイフは原則として薄切時直前に作製したものが用いられるが,薄切するブロック数が多い今日では,事前にナイフを作製しておくほうが作業を能率的に進めるうえで得策である.
この場合,ナイフは市販のナイフ収納箱やデシケータなどに入れて保存するが,保存日数がやや長く(2週間以上)なると,ナイフの刃先に風化が著しく生じるようになり,良い切片は得られにくい.
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