資料
Boehring ELISA Processor IIによるエイテストATLの検討
大城 喜春
1
,
橋本 正徳
1
,
沢田 みゆき
1
,
篠沢 圭子
1
,
小野 次郎
1
,
市岡 四象
1
1東京女子医科大学附属第二病院中央検査科
pp.447-449
発行日 1987年4月15日
Published Date 1987/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913303
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はじめに
成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia:ATL)の診断には蛍光抗体間接法(以下IF法),またはWestern Blot法が従来より行われているが,手技が繁雑であることから,日常検査には適していなかった.しかしIF法およびWestern Blot法の繁雑さを解消し,またIF法との相関も良い,エイテストATL(サンドウィッチ方式のカップ型酵素免疫測定法,以下EIA法)がATL診断補助薬としてエーザイにより開発された.このことによりATLの診断はより身近なものとなった.しかし,エイテストATLはIF法およびWestern Blot法と比較すると簡便化されたが通常のEIA法とマイクロプレート法の操作法と比較するとまだ繁雑である.このエイテストATLをEIAマイクロプレート自動測定装置であるBoehring ELISA Processor II(以下Processor II)で測定する方法を検討したので報告する.
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