今月の主題 臨床検査とTQC
技術解説
自動分析データのチェックシステム
只野 壽太郎
1
Jutaro TADANO
1
1佐賀医科大学検査部
pp.362-368
発行日 1987年4月15日
Published Date 1987/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913291
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臨床検査における精度管理手法は,現在第4世代に入りつつある.1947年Belkらが行ったペンシルバニア州医学会の精度管理成績の反省から管理血清を用いるx—R管理図法を導入したのが第1世代である.
その後自動分析機が導入され,多項目のデータが連続的に,長時間にわたり出力されると,患者データを統計的に処理するHoffmann法などが開発され第二世代に入った.
さて,近年のコンピュータの普及は,ほとんどすべての検査室により迅速なデー夕処理を可能とし,個別テータ管理法が導入され,第3世代を迎えた.
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