私のくふう
圧電素子を用いたいびき検出器
末永 和栄
1
1青木病院検査科
pp.171
発行日 1987年2月15日
Published Date 1987/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913254
- 有料閲覧
- 文献概要
- サイト内被引用
1.はじめに
睡眠ポリグラフィを施行する際にしばしばいびきや寝言を併記することがある.その場合に使用するトランスジューサはマイクロフォンが一般的で,被検者の頭上に固定し,直接脳波計で増幅するが周波数特性が異なるために記録しにくい欠点がある.この問題を解消するために一度増幅し,積分処理をしてから脳波計で記録する方法がある.しかし,いずれの方法も被検者に起因する音と他の音とを拾ってしまい,かえって他の音のほうが高振幅で混入することがある.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.