今月の主題 免疫不全
座談会
わが国における免疫不全症の現況
早川 浩
1
,
加納 正
2
,
島田 馨
3
,
矢田 純一
4
1東京大学医学部附属病院分院小児科
2京都大学医学部第1内科学教室
3東京大学医科学研究所感染症研究部
4東京医科歯科大学医学部小児科学教室
pp.156-166
発行日 1986年2月15日
Published Date 1986/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912880
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
重症疾患を扱っている施設では,免疫不全は普遍的な状態である.患者の管理上それが存在するかどうかを把握する検査はきわめて重要である.原発性免疫不全症は数の多い疾患ではないが,各種疾患の原型をなすものであり,免疫不全の検査を考えるうえで基本的な情報を与えてくれる.どのようなとき免疫不全の存在を疑うのか,どのように検査を進めるのか,スクリーニング検査にはどのようなものがあるのか,などを,その道の専門家に話をうかがった.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.