Japanese
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研究
各種グリコヘモグロビン測定法における不安定グリコヘモグロビン,HbF,アスピリンの影響
Effect of Labile Glycosylated Hemoglobin, HbF and Aspirin on Glycosylated Hemoglobin as Measured by Several Methods
小田 幸生
1
,
西川 恵英子
1
,
中塚 親司
1
Sachio ODA
1
,
Keeko NISHIKAWA
1
,
Chikashi NAKATSUKA
1
1PL病院中央臨床検査部
1Clinical Laboratory, PL Hospital
pp.712-716
発行日 1985年6月15日
Published Date 1985/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912600
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はじめに
糖尿病患者の長期血糖コントロールの指標としてグリコHb (glycosylated hemoglobin)が注目され急速に広まってきた1).またその測定法もミニカラム法2),電気泳動法3),自動化法4)など種々の方法が用いられている.グリコHb測定には測定法により測定温度の影響,緩衝液pH,乳び,ビリルビン,不安定グリコHb,HbF,アセチル化Hbなど測定値に影響を及ぼす多くの要因が存在する5).今回,われわれは,これらの要因の中で不安定グリコHb,HbF,アセチル化Hbの測定値への影響についてグリコHbの測定原理の異なるミニカラム法2),電気泳動法3),高速液体クロマトグラフィー(high performance liquid chromatography:HPLC)自動化法4),アフィニティークロマトグラフィー法6),バッチ法7),TBA比色法8)の各法を用いての測定,検討を行ったので報告する.
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