Japanese
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資料
塩化ナトリウム添加血清のLDHアイソエンザイムの安定性について
Stability of LDH Isoenzymes in Serum by Addition of Sodium Chloride
本多 信治
1
,
中村 郁夫
2
,
富田 博
2
,
阿部 美代子
2
,
星 岩雄
2
,
野口 尚一
2
,
吉田 浩
3
,
阿部 和夫
1
Shinzi HONTA
1
,
Ikuo NAKAMURA
2
,
Hiroshi TOMITA
2
,
Miyoko ABE
2
,
Iwao HOSHI
2
,
Shoichi NOGUCHI
2
,
Hiroshi YOSHIDA
3
,
Kazuo ABE
1
1福島県立医科大学中央臨床検査部
2福島赤十字病院中央検査部
3福島県立医科大学第2内科
1Central Clinical Laboratory, Fukushima Medical College
2Clinical Laboratory, Fukushima Red Cross Hospital
3The Second Dept. of Internal Medicine, Fukushima Medical College
pp.853-856
発行日 1984年7月15日
Published Date 1984/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912250
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はじめに
血清LDHアイソエンザイムの分析は,臨床検査としても他のアイソエンザイム検査に比べてもっとも普及している検査法である.しかし,LDHアイソエンザイムは低温で不安定な性状を示す興味ある酵素であり,著者らは前回,保存温度における血清LDHアイソエンザイムへの影響について報告した1).今回は,血清に塩化ナトリウム(以下,NaCl)溶液を添加することにより,血清LDHアイソエンザイムの低温保存による失活防止について検討を加え,良好な成績が得られたので報告する.
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