私のくふう
支持体をセルロースアセテート膜とした免疫電気向流法における高速脱蛋白法
山本 邦光
1
,
服部 幸夫
2
1山口大学医療技術短期大学部衛生技術学科
2山口大学医学部附属病院検査部
pp.802
発行日 1984年7月15日
Published Date 1984/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912242
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酵素—免疫グロブリン複合体の確認手段として長嶺らが開発した免疫電気向流法2)は,電気泳動に要する時間が短く,必要抗体量が少量(5〜7μl)ですむので,きわめて有用性が高い.われわれも,支持体にセロゲルを用いる免疫電気向流法(セロゲルにすると電気泳動が手軽になる)に,われわれがくふうした脱蛋白法を組み合わせて,酵素—免疫グロブリン複合体の検索を行っているが,この脱蛋白法は非常に手軽で,短時間に行えるので紹介する.
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