Japanese
English
研究
免疫組織学的グリア染色と従来の染色との比較検討
Comparison of Immunohistochemical Glia-Staining to Conventional Method
安藤 怜子
1
,
菊地 悦子
1
,
江口 弘美
1
,
大吉 敏夫
1
,
鈴木 香子
1
,
武下 芳江
1
,
平山 和子
1
,
森松 義雄
1
,
長嶋 和郎
2
Reiko ANDO
1
,
Etsuko KIKUCHI
1
,
Hiromi EGUCHI
1
,
Toshio OHYOSHI
1
,
Kyoko SUZUKI
1
,
Yoshie TAKESHITA
1
,
Kazuko HIRAYAMA
1
,
Yoshio MORIMATSU
1
,
Kazuo NAGASHIMA
2
1(財)東京都神経科学総合研究所臨床神経病理学研究室
2東京大学医学部病理学教室
1Dept. of Clinical Neuropathology, Tokyo Metropolitan Institute for Neurosciences
2Dept. of Pathlogy, Faculty of Medicine, Univ. of Tokyo
pp.1053-1058
発行日 1983年9月15日
Published Date 1983/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911975
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言
神経病理学の中でグリア細胞の染色法としては従来Cajal染色,Holzer染色およびPTAH染色などが主として利用されてきている.いずれの方法もそれぞれ熟練を必要とし,かつグリアの特異性が必ずしも高いとは言えない.
近年,免疫反応を組織切片上で行い,例えばウイルスなどの特異抗原を判定するという方法が,蛍光抗体法として発展してきた.さらに,ここ数年来ウイルスのみならず多くの蛋白や酵素を免疫反応を利用し組織切片上で観察できるようになり,かつベンチジンを用いたペルオキシダーゼ発色法の導入により光学顕微鏡にて観察しうるようになってきている.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.