Japanese
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研究
Türk液または酸性クリスタルバイオレット液染色法による細胞数計測時にみられる誤差について
An error in cell number counted with acidic crystal violet or Türk-staining solution
長田 洋子
1
,
伊藤 利根太郎
1
Yoko NAGATA
1
,
Tonetaro ITO
1
1大阪大学微生物病研究所癩部門
1Dept. of Leprology, Research Institute for Microbial Diseases, Osaka Univ
pp.914-916
発行日 1983年8月15日
Published Date 1983/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911944
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はじめに
Türk液または酸性クリスタルバイオレット液は,含有する酸で細胞質を溶解して細胞核だけを染色するので,試料に赤血球が混在している場合など有核細胞数を求めるのに有用である.昔から広く臨床検査室などで用いられていて,現在,その方法を記載した最初の文献はどれであるのかわからないほどである.私たちもマウスの脾臓細胞数を数えるのにこの方法を使用していたが,同一材料を二度,三度と数えると値がそのつど変化し,再現性が認められなかったので,その原因とそれを除く方法を検討した.
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