Japanese
English
研究
一元放射補体結合反応(SRCF)の検討—マイコプラズマ抗体検査における成績について
Studies on Single Radial Complement Fixation Test:Result of Mycoplasma
井村 坦子
1
,
伊藤 賢次郎
1
,
大崎 加代子
1
,
小林 進
1
,
小林 良彦
1
Hiroko IMURA
1
,
Kenjiro ITOH
1
,
Kayoko OSAKI
1
,
Susumu KOBAYASHI
1
,
Yoshihiko KOBAYASHI
1
1県立ガンセンター新潟病院検査科(研究部)
1Dept. of Clinical Laboratory, Cancer Center, Niigata Hosp.
pp.917-919
発行日 1983年8月15日
Published Date 1983/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911945
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はじめに
Mycoplasma Pneumoniae (以下,MP)感染症の診断には,喀痰からMPを分離・同定するのがもっとも確実な方法であるが,その培養はきわめて難しく,陰性に終わることが多いため,主に寒冷凝集反応(以下,CHA),補体結合反応(以下,CF),間接血球凝集反応(以下,IHA),蛍光抗体法などの血清学的検査が利用されている.われわれはかつてこれらの方法について検討した成績を報告した5)が,このたび補体フィルム膜を用いた一元放射補体結合反応(single radial com-plement fixation;SRCF)を用いてMP抗体価を測定する方法について検討したので,結果を報告する.
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