Japanese
English
研究
肺拡散能力の予測式に関する検討
Studies on Prediction Equation of Pulmonary Diffusion Capacity
沖本 二郎
1
,
川根 博司
1
,
松島 敏春
1
,
副島 林造
1
,
小林 節子
2
,
犬飼 康恵
2
,
小島 健次
2
Niro OKIMOTO
1
,
Hiroshi KAWANE
1
,
Toshiharu MATSUSHIMA
1
,
Rinzo SOEJIMA
1
,
Setsuko KOBAYASHI
2
,
Yasue INUKAI
2
,
Kenji KOJIMA
2
1川崎医科大学呼吸器内科
2川崎医科大学中央検査部
1Div. of Respiratory Diseases, Dept. of Medicine, Kawasaki Medical School
2Dept. of Central Clinical Laboratory, Kawasaki Medical School
pp.801-804
発行日 1983年7月15日
Published Date 1983/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911918
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はじめに
肺拡散能力は,肺の基本的機能であるガス交換の良否をみる指標であり,今日では広く臨床に応用されている.肺拡散能力の測定にはCOガス一回呼吸法(息こらえ法)が一般的であり1,2),その評価は実測値を予測値で除した%DLcoで判定されることが多い.正常予測値を求めるための予測式は数多くの研究者によって発表されており,従来わが国ではBurrowsら3),金上ら4),あるいは西田ら5)の予測式が用いられてきた.しかし,どの予測式を使用するかによって予測値も非常に違ったものとなり,その評価に非常な混乱を生じる.そこで,われわれは独自のDLcoの正常値および予測式を導くことにした.そして,われわれの作成した予測式と他の予測式を比較検討したので報告する.
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