今月の主題 老化
カラーグラフ
老化と脳変化
金子 仁
1
1日本医科大学老人病研究所
pp.5
発行日 1983年1月15日
Published Date 1983/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911765
- 有料閲覧
- 文献概要
老化の病理学的指標は中枢神経系にもっとも多い.ここではPAS染色によるリポフスチン,Bodian染色による神経原線維変化および老人斑,脳血管のアミロイドアンギオパチーを図示した.リポフスチンは老化色素とも呼ばれる黄色色素で,PAS染色陽性である.老人性アミロイドは加齢による変化で,血管に沈着する場合が多い.アミロイドアンギオパチーと呼ばれるゆえんで,脳出血の原因になる.老人斑にもアミロイドがある.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.