今月の主題 妊娠
カラーグラフ
妊娠に伴う細胞診
大橋 浩文
1
1中央鉄道病院産婦人科
pp.1564-1566
発行日 1982年12月15日
Published Date 1982/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911739
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Papanicolaou (1917)によって創始,開発された腟細胞診は,悪性腫瘍の診断に不可欠な検査法となり,現代医学の一分野に体系づけられた.一方,腟分泌物として剥離する扁平上皮細胞はホルモン環境によって著明に変化する1〜3).ことに,妊娠・分娩・産褥の際に母体の内分泌環境は大きく変動し,その影響の下に腟細胞像は変動することが明らかにされている4,5).その細胞像について概説する.
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