資料
血清胆汁酸測定用キットの基礎的検討とSMA12/60への組み込み
眞重 文子
1
,
小池 世紀子
1
,
井上 準子
1
,
大久保 昭行
1
,
亀井 幸子
1
,
山中 學
1
1東京大学医学部附属病院中央検査部
pp.1533-1537
発行日 1982年11月15日
Published Date 1982/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911726
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はじめに
血清胆汁酸測定は肝機能検査に有効であり,特に胆汁酸負荷試験は,従来の肝機能検査より鋭敏に肝の障害および肝の予備能を反映することが明らかにされてきた1,2).また最近では,腸疾患と胆汁酸の関係が重要視されている.
血清胆汁酸測定法の中でルーチン検査に適している方法はラジオイムノアッセイ法(RIA法)と3α-ハイドロキシステロイドデハイドロゲナーゼ(3α-HSD)を用いた酵素法であろう.RIA法では,コーリルグリシンとスルホリトコーリルグリシン測定試薬がキット化されている.酵素法では螢光法の総胆汁酸測定試薬がキット化されている.
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