Japanese
English
研究
アガロースゲルフィルムを用いた酵素免疫電気向流法によるLDH結合性免疫グロブリンの検出
Studies on Detection of Lactate Dehydrogenase linked Immunoglobulin by Enzyme Counter Immunoelectrophoresis using Agarose-Gel Film.
藤田 清貴
1
,
高山 恵美子
1
Kiyotaka FUJITA
1
,
Emiko TAKAYAMA
1
1花園病院研究検査科
1Dept. of Clinical Laboratory, Hanazono Hospital
pp.1529-1532
発行日 1982年11月15日
Published Date 1982/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911725
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
LDH (lactate dehydrogenase)結合性免疫グロブリンの検索において,高分子LDHの存在が見いだされた場合,この高分子LDHが免疫グロブリンと結合しているか否かを確認しなければならない.
その検索法として,酵素免疫電気泳動法1)や酵素免疫固定法2)などが一般的に用いられている.しかし,前者は酵素染色までの日数が多く,LDH活性が失活しやすいこと,また後者は抗体過剰を原理とすることから,十分量の抗原(血清)を用いるためには抗血清を濃縮しなければならず,多量の抗血清が使用されるなどの欠点3)がある.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.