Japanese
English
研究
Dylonによる髄鞘染色迅速法
Rapid Staining Method for Myelin Sheath by Dylon
清野 順市
1
,
多田 豊曠
1
,
若林 隆
1
,
岸本 英正
1
Jun-Ichi KIYONO
1
,
Toyohiro TADA
1
,
Takashi WAKABAYASHI
1
,
Hidemasa KISHIMOTO
1
1名古屋市立大学医学部第2病理学教室
12nd Department of Pathology, Nagoya City University Medical School
pp.1205-1207
発行日 1982年10月15日
Published Date 1982/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911673
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はじめに
髄鞘染色には,Klüver-Barreraのルクソールファストブルー法1)をはじめとする優れた方法が用いられているが,Casper-Wolmanの螢光法2)は別として,いずれも脱パラフィン後,封入までに要する染色時間は通常10数時間とやや長く,一般の病理検査業務では延べ2日間を要するのがつねである.
われわれは,布用染料として一般家庭用に市販されているDylonのうち,青色の染料であるMadonna Blueを用いて,脱パラフィンから封入までの全染色過程が1時間半から2時間半で終了し,しかも染色操作の容易な髄鞘染色を開発した.
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