検査ファイル 機器
パラフィン切片用自動包埋装置
後藤 智恵
1
1虎の門病院病理検査室
pp.400-401
発行日 1989年4月1日
Published Date 1989/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204931
- 有料閲覧
- 文献概要
はじめに
自動包埋装置は,固定後の大量の組織片を自動的に,短時間でパラフィン浸透まで処理できるため,今日,多くの病理検査室や研究室で使用されている.特に,病院病理の日常業務においては,標本作製に要する時間を少しでも短縮することが,臨床へのより速い報告につながるため,自動包埋装置は必須の機械であるといえよう.本稿では,自動包埋装置の原理,特徴,また実際使用するうえでの注意点などを述べることにする.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.