技術解説
連続切片製作法(グラフ参照)
千葉 宗平
1
1国立東京第二病院研究検査科
pp.213-218
発行日 1969年3月15日
Published Date 1969/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906360
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まえがき
どんなことをするにも,すぐれた技術が必要であるが,それとともにいろいろの機械・器具が必要である.パラフィン連続切片を作る作業にも,病理検査技師としてのすぐれた技術とともにいろいろとミクロトームの機械のほか,こまごました器具が入用である.図1にならべた用具類も,その例でそれぞれ大切な役目をもっている.
連続切片作製法といっても,大すじな平素の病理組織標本作製過程と変わりはないが,連続切片作製のためには,熟練した技術の持主がよく整備された機械器具や,よい資材を用い,さらに細心の注意をはらって操作しなければならない.今回はこれらの連続切片作製に必要な諸点につき,特に基礎的な方面に重点をおいて申し述べたい.
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