質疑応答
臨床化学 セ・ア膜電気泳動で原点に残る変性蛋白様物質は?
長 裕子
1
,
M子
1東京医科歯科大検査部
pp.1181-1182
発行日 1981年10月15日
Published Date 1981/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911371
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〔問〕 セルロースアセテート膜電気泳動法において,原点に残る変性蛋白様のものが見られました.血清には,乳び,溶血,黄疸などが見られず,当日,免疫グロブリンをSRID法で測定すると,IgAが83mg/dl (130〜290),IgMが700mg/dt (100〜180),IgGが1,200mg/dl (800〜1,800)で,IgMが高値を示しました.分画は,A1bが59.1%,α1が16.3%(原点),α2が9.0%,βが6.3%,TPが7.2g/dlで.M蛋白は見られませんでした.この変性蛋白様のものはアセテート膜の裏まで透過せず,塗布面に残っていました.これは,どのような場合に見られるのでしょうか.また,前処理などがあればお教えください.
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