研究
OTB法による血糖測定をめぐる二,三の問題(1)
山本 五郎
1
,
山本 正栄
1
1国立療養所南京都病院研究検査科
pp.1426-1427
発行日 1975年12月15日
Published Date 1975/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909209
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緒言
私たちは,テルモ真空採血管に採血した血液をRaBAsystemによって血糖定量を行っているうちに,解糖阻止剤が相対的に過剰になると,血糖値が見掛け上高く出ることに気付いた.また毎回試薬の混濁を来し,血糖定量を不可能とする患者があり,そのカルテを調べたところ,パンアミンDを使用しており,これがOTB試薬と混合すると混濁を起こすことを知り,検討を加えたので報告する.
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