特集 遺伝子・タンパク質のファミリー・スーパーファミリー
8.信号伝達系
細胞内
プロテインキナーゼ
MAPキナーゼスーパーファミリー
森口 徹生
1
,
後藤 由季子
1
,
西田 栄介
1
1京都大学ウイルス研究所遺伝子動態調節部門
pp.587-588
発行日 1995年10月15日
Published Date 1995/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425901010
- 有料閲覧
- 文献概要
[同義語]mitogen-activated proteinキナーゼ,MAPK
[構成員]脊椎動物:①MAPキナーゼファミリー(哺乳類で2種類,両生類で1種類の存在が知られている);p42MAPキナーゼ/erk2,p44MAPキナーゼ/erk1(以上2種類は哺乳類),MAPキナーゼ(アフリカツメガエル)。②SAPK(stress-activated protein kinase)/JNK(Jun N-teminal kinase)ファミリー(SAPKαとJNK2,SAPKγとJNK1がそれぞれ相同と考えられている);SAPKα,SAPKβ,SAKγ(以上3種類ラット),JNK1,JNK2(以上2種類ヒト),p493F12キナーゼ(ヒト)が報告され,SAPKβ相同遺伝子と考えられている。③p38/MPK2ファミリー;p38(ヒト,マウス),MPK2(アフリカツメガエル),別グループからCSBP1,CSBP2(ヒト)が報告されている。④その他の真核生物:DmERK-A/rolled(ショウジョウバェ),sur-1/mpk-1(線虫),erk1(タマホコリカビ),spk1(分裂酵母),KSS1,FUS3,MPK1/SLT2,SMK1(以上出芽酵母)。
Copyright © 1995, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.