新しいキットの紹介
AUSCELLキットによるHBs抗原検出の検討
田中 仲
1
,
中島 一聖
1
,
久保 ますみ
1
,
佐々木 健身
2
,
内田 暁
3
,
今関 恵子
3
1千葉大病院検査部
2千葉大病院第1内科
3千葉大病院放射線医学教室
pp.985-987
発行日 1975年9月15日
Published Date 1975/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909097
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はじめに
Hepatitis-Bs抗原(以下HBs抗原と略)が疫学,輸血領域において問題になっている昨今,HBs抗原検出のための日常検査の必要性は,急速に増大している.その検出方法については,多くの研究者1〜4)のが,種々検討しているが,まだ特異性,鋭敏性,簡易性および迅速性の4点を十分満足しうる検査法がない.
そこで我々は,Reversed Passive Hemagglutinationを原理とし,抗HBs抗原モルモット抗体感作ヒト赤血球を使用した,ダイナボット社のAUSCELL5)(以下AuCと略)を,SRID法およびRadioimmuno-assay法(以下RIA法と略)と比較したところ,二,三の知見が得られたので報告する.
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