新しいキットの紹介
Antihebscell試薬キットによるHBs抗原ならびにHebsgencell試薬キットによるHBs抗体検出の試み
田口 一宏
1
,
河井 明夫
1
,
松田 重三
2
1東京クリニカルラボラトリー
2帝京大学第1内科
pp.437-440
発行日 1978年4月15日
Published Date 1978/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914727
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はじめに
HBs抗原(hepatitis B surface antigen)及びHBs抗体(hepatitis B surface antibody)の検出を目的として,現在までに数多くの免疫学的方法が応用されてきたが,最近では検出感度がRI法(ラジオイムノアッセイ)と比し遜色がなく,しかもその取り扱いに種々の問題を有するRI法と異なり,検査室に採用しやすい方法としてPHA法(passive hemagglutination法),R-PHA法(reversed passive hemagglutination法)あるいはIAHA法(immune adherence hemagglutination法)たどがにわかに注目され始めている1〜5).
我々は今回,R-PHA法を応用したHBs抗原検出用Antihebscell試薬キット(ミドリ十字)及びPHA法を応用したHBs抗体検出用Hebsgencell試薬キット(ミドリ十字)を使用する機会を得,若干の検討を加えたので,その成績を報告する.
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