私のくふう
ネフェロメーターにアスピレーターを用いたドレン方法
中嶋 精一
1
,
三山 恒
1
1ニチヤク臨床検査センター
pp.746
発行日 1975年7月15日
Published Date 1975/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909035
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最近注目をあびている成人病検査の一つとしてTGがある.現在我々が使用しているのは東芝のマイクロネフェロメーターである.この比色計の欠点は1検体ずつ瀘液をセルの中に入れる煩わしさと,瀘液量の一定しないことによるデータのバラツキである.そこで我々が考案したのが次の方法である.CFはそのまま使用し,検体は上から流し込み,この時できた気泡は常時吸引されているアスピレーターにより除かれ,常に一定量の瀘液を保もてる.排出時はディスポシリンジを押し下げることにより,この押した長さだけチューブが下がり,このチューブでセルの底から全量排出することができる(つまり,押した状態でチューブがセルの底につくこと.またスプリングでチューブが上っている距離だけ液量が残るということである).
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