資料
レーザーネフェロメーターによる血中蛋白成分定量の検討
大竹 皓子
1
,
湯谷 綾子
1
,
東海林 礼子
1
,
溝口 香代子
1
,
加野 象次郎
1
1慶応大学病院中央臨床検査部
pp.1655-1660
発行日 1981年12月15日
Published Date 1981/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911444
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はじめに
近年,血中特異蛋白の免疫学的定量法としてネフェロメトリックアッセイが用いられるようになってきた.光散乱分析を原理とするこの方法は,従来のゲル内沈降反応に基づく一元放射免疫拡散法(SRID法)に比べて,迅速かつ半自動的な測定が可能であることから,種々のネフェロメーターの開発とも相まって,臨床検査の中で急速に普及しつつある1〜3).
今回,我々は,血中特異蛋白と血中薬物濃度の測定が可能な汎用型レーザーネフェロメーター"i-PiT6)"(中外製薬社製)を用いて,血中特異蛋白定量の基礎的検討を行ったので,その結果を報告する.
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