Senior Course 病理
臨床病理学的立場よりみた電子顕微鏡学・7—Kleinschmidt法,走査型電顕試料作製法を中心に
相原 薫
1
1日本医大・病理,中央電顕室
pp.808-809
発行日 1974年7月15日
Published Date 1974/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908621
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Microgrid meshの作り方懸濁試料のような場合は穴あき支持膜が考案され,一般にはSjöstrand法が用いられている.2%ホルムバールの塩化エチレン溶液で乾式法の膜を作り,塩化エチレンの蒸発前に水蒸気を吹き付け,塩化エチレン蒸発後,通常の方法で膜を作り,グリッドにはる.このグリッドを電顕鏡体内で電子線照射し,穴をあけたのちカーボン蒸着をする。坂田法では3%酢酸アミル溶液で湿式法で膜を作り蒸発前に息をかけ,その膜をグリッドにはりつけ乾燥させる.グリッドは炎の中を通し,穴をあけカーボン蒸着をする.
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