シリーズ・一般検査 尿検査・5
尿の定性検査(2)
猪狩 淳
1
1順大・臨床病理
pp.1529-1530
発行日 1973年11月15日
Published Date 1973/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908343
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尿の一般定性検査には試験紙法や錠剤法などのいわゆる簡易検査法が広く普及しており,従来の試験管法にとって代わりつつある.
簡易法は操作が簡単であり,わずかな時間で比較的多数の検体処理ができ,いつどこでも容易に検査ができるという利点はあるが,簡便なだけに,いい加減に検査が行なわれがちである.案外そんなところに成績の見逃し,誤りが潜んでいるものである.検査法が簡単であればあるほど十分な注意が必要となる.
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