質疑応答
ブロメリン法かクームス法か—交差適合試験
村上 省三
1
1東京女医大病院輸血部
pp.1027
発行日 1973年9月15日
Published Date 1973/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908223
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問 ルーチン検査では,血清法とブロメリン法を併用しているのですが,AB型の患者(以前に輸血を受けたことあり)の交差試験で全部(保存血3単位,新鮮血3単位)が血清法適合,ブロメリン法主試験適合,同副試験不適合の結果だったので保存血について間接クームス試験を実施したら陰性だった.この場合の最終判定は,ブロメリン法とクームス法のどちらがよいのでしょうか.
後者の場合だったらその非特異的反応が考えられるのか,それとも他に原因があるのでしょうか.また室温放置か37℃インキュベートかの問題はいかがでしょうか.
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