Senior Course 血液
血小板抗体(5)—ウサギ血小板減少効果,(6)—血小板第3因子放出試験
安永 幸二郎
1
1京大第1内科
pp.1586
発行日 1972年12月15日
Published Date 1972/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907896
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1.ウサギ血小板減少効果
患者の血液を正常人に輸注して血小板減少が発生すれば,患者血液中に血小板に対して障害的に作用する因子の存在することが明らかである.それにin vitroの検査法で陰性であっても,in vivoでは血小板減少作用の認められる,いわゆるblocking typeも指摘されている.in vivoの検査にはヒトと血小板の共通抗原性の存在するウサギを用いて,血小板減少効果をみることが行なわれる.以下Hennemann1)らの方法に準じて教室で行なってきた方法3)について述べる.
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