研究
o-トルイジンーホウ酸(o-TB)試薬の保存条件と品質変化
佐々木 禎一
1
,
松井 早苗
1
,
池辺 正
1
,
越瀬 博子
1
1札幌医大病院中央検査部
pp.878-880
発行日 1972年8月15日
Published Date 1972/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907715
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はじめに
われわれは増加の一途をたどる日々の血糖検査を消化する手段として,従来から使用してきたo-トルイジンーホウ酸(o-TB)試薬を用いてのオートアナライザーによる迅速測定を試み,その設定条件や実際の測定成績の評価などについてすでに報じてきた1-3).
これらの成績から日常検査法として適切な測定法であるとの結論を下すことができた.しかし同時に,解決すべき点として日差変動が若干大きいことを指摘し,その原因についても論及してみた2).
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