新しいキットの紹介
血糖測定試薬(o-TBシノテスト)の性状についての検討成績
佐々木 禎一
1
,
大橋 栄子
1
1札医大病院中検
pp.1138-1140
発行日 1970年11月15日
Published Date 1970/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906972
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はじめに
除タンパク操作を必要としないで,試料(血清または血漿)と試薬とを一定量比で混合,短時間の加熱後発色したものを比色定量するo-トルイジン法1-3)またはo-トルイジンーホウ酸法(以下o-TB法)4-6)が,簡単で迅速な血糖測定法として現在わが国で高い普及率をみせていることは衆知のところである.したがってo-トルイジン試薬またはo-TB試薬のキット製品も,現在わが国でもすでに幾種か市販されている.
今回o-TB試薬がシノテストでも開発発売したが,これはいわゆる従来のo-TB試薬(以下‘試液’)と,それを少量ずつアンプルに小分け分注した製品(以下‘ア’と略記)との2種があり,後者は,
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