研究
パラフィン包埋装置についての検討TISSUE-TEK—包埋センター,TISSUE-TEK IIシステムについて
平山 章
1
1東京女医大中央検査科病理部
pp.881-886
発行日 1972年8月15日
Published Date 1972/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907716
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はじめに
今日の臨床検査部門は昔日のそれに比べて器械化,自動化は著しく進み,目をみはるものがあり,果てはコンピュータ導入も現実の課題として取り上げられるに至っているが,その中で事病理検査部門になると,これまた対称的に遅れており,わずかに自動染色装置,自動脱水脱脂装置程度のものしか見いだせない.
普通病理組織標本を作製するにあたって,最も手数のかかる仕事となっているものは,組織片の包埋とブロック付けおよび薄切であるが,これらは現在の段階では自動化は当分望めず,もっぱら人手をわずらわすことになっているのが実情である.
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