特集 酵素検査法
病理
ペルオキシダーゼ標識抗体法
梅村 慎一郎
1
1日大歯学部・病理
pp.1327-1329
発行日 1971年12月1日
Published Date 1971/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907437
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細胞または組織において抗原の存在を正確に知る手段として,螢光抗体法が広く用いられているが,近年酵素を標識した抗体グロブリンを染色しその局在を観察する新しい方法として,酵素抗体法がNakaneらによって開発され一般に普及しつつある.
この方法は螢光抗体法に比較して多くの利点をもつとはいえ,いまだ多くの人々によって検討され,改良されつつある時期にあり,欠点もあることなど十分な理解のうえで利用しなければならないのが現況である.
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