Senior Course 病理
症状と病理組織検査(10)—出血
三友 善夫
1
1東医歯大・病理
pp.1045
発行日 1971年10月15日
Published Date 1971/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907350
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出血は全身のいずれの部分にも起こる症状であり,同時に致命的な病変でもある.その原因も非常に種類が多い.血管壁の損傷破綻または血液透過性の亢進によって血管内の血液の全成分が体外,皮下,粘膜下,体腔内,組織内に出現する状態である.
病理組織学的な出血現象の検討は次のおもな要素がなされる.
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