技術解説
白血球の遊走テスト
田村 宏
1
1大阪府立成人病センター消化器科
pp.762-766
発行日 1970年8月15日
Published Date 1970/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906865
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
白血球の遊走テストは,白血球の機能検査法のうち最も重要で基本的なものである.通常,血液その他白血球浮遊液より,おおい—載せガラス標本を作って,そのガラス面上を自由に運動している白血球の単位時間(1分間,m)における平均遊走速度(μ/m)を測定する.比較的簡易な検査法で,決して複雑困難なものではないが,コンスタントな測定値を得るまでには,やはりかなりの習熟が必要である.
以下,われわれの所で実施している手技の概略について述べる.
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.