研究
Aut Analyzerによる血漿,尿および髄液中ブドウ糖定量法の検討
宮原 洋一
1
,
北垣 良憲
1
,
野口 斉
1
,
臼井 敏明
1
1鳥取大付属病院検査部
pp.441-442
発行日 1969年5月15日
Published Date 1969/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906428
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Auto Analyzer (以下AAと略す)による臨床化学検査の自動化は,検査件数の急増と検査技師の不足に伴って,年々その範囲を広めつつあるが,なかでも血糖の自動化が最も普及しており,AA1台による2種目以上の組み合わせスケジュールでは,血糖と尿素窒素の組み合わせが最も多い1).
われわれの検査室では,これまで血糖,尿糖,髄液糖を,3,6-dinitrophthalic acid法(百瀬法)2,3)によって測定してきたが,その自動化に際してTechnicon N−2b法,N−9法4)が尿糖測定不可能なこと,および日常化スケジュールにおいて尿素窒素と連続して測定する必要から・尿素窒素(N−1b法)のManifoldをそのまま使用することを目標として,3,6-dinitrophthalic acid法についてくふうし,毎日の運転スケジュールの中で,能率的に好成績を得ているので報告する.
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