研究
塩酸プロカインを用いる血小板直接算定法の検討
屋形 稔
1
,
土田 純子
1
,
青島 邦子
1
,
織田島 弘子
1
,
寺尾 夫支子
1
,
佐藤 久美子
1
,
松岡 松三
2
,
塚田 恒安
2
1新大中央検査部
2新大松岡内科
pp.160-163
発行日 1969年2月15日
Published Date 1969/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906349
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血小板は,出血性素因のみならず,血栓形成にも重要な役割を有していることが知られ,臨床上からも,しばしば検討されてきている.しかし,この方面での研究の障害の1つとして,血小板算定法の問題がある.すでに,多数の方法が報告,推奨されてきているが1,2,3,7,9,10),精度の点,日常検査に実施できるかの点などで,いまだ十分な方法はないと考えられる.われわれは,静脈血からも算定できる点,普通の顕微鏡でも算定可能な点より,塩酸プロカインを主成分とした稀釈液を用いるPiette&Piette (以後Piette法)の方法6)をとりあげ,種々検討したのでここに報告する.
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