座談会
検査室の建築設備
小川 健比子
1
,
桜井 省吾
2
,
木俣 三郎
3
,
松橋 直
4
,
松村 義寛
5
,
高橋 昭三
6
,
樫田 良精
7
1病院管理研究所建築設備部
2芝浦工大
3大栄電気KK
4東大
5東京女子医大
6東大医学部細菌学教室
7東大病院中央診療部
pp.402-416
発行日 1962年6月15日
Published Date 1962/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905980
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
樫田 きょうは,電気関係は大栄電気の木俣常務,建築の設備関係は桜井先生に御出席いただきまして,とくに検査室の配管とか,配線,その他建物についている設備,われわれはこれを建築関係の付帯設備という言葉で教わっておりましたが,近ごろは付帯設備とは言わない。こういうようなものを総称して建築設備と言うのだとのことでありまして,きょうは検査室に関係ある建築設備をいろいろな角度から取り上げて検討してみたいと思います。
われわれの検査室に関係するものにとりまして,配管などが悪いとしばしば水漏れがするとか,あるいはうまく排水が行なわれないとか,いろいろなトラブルが起きております。検査室というものは,たとえてみますと,中央検査施設は病院の中の機関車みたいなもので,病室とか,あるいは外来の診察室は,汽車でいえば客車みたいなものです。厄介な装置が特に集中しているところが中央検査室です。
Copyright © 1962, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.