研究
副腎皮質予備能検査について(1)—Thorn's test
武内 和之
1
,
渡辺 富久子
1
,
田中 富美子
1
,
上田 昭栄
1
1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査科
pp.527-528
発行日 1961年8月15日
Published Date 1961/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905866
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臨床上,下垂体副腎機能検査の重要性は最近とみに強調されてきた。我々は大阪大学附属病院中央臨床検査科において,尿中17-KS,17-OHCS,更にACTH負荷試験などを実施し,既に6年有余になる。その測定法並びにそれ等諸検査の示す意義については既に報告したが1)2)。今回はThorn's testについて我々の経験などを述べ諸家の御参考に供したい。
腎副皮質予備能検査には,ACTH25単位筋注法(Thorn's test)3)が最も広く利用されており,更に詳細に予備能を知るためには,ACTH静注法4),ACTH-Z筋注法5)などもあるがそれらについては後日述べることとする。
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