グラフ
顕微鏡のニユー・モード
高橋 昭三
1
1東京大学医学部細菌学教室
pp.471-478
発行日 1961年8月15日
Published Date 1961/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905858
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日本光学,千代田,オリンパスの三社共,外観は似たようなものになつてきている。しかし,10年前の顕微鏡の姿はもう失せかけている。顕微鏡は,研究室や検査室になくてはならないアクセサリーから,もつと機能的な機械になつてきている。そこには優美なスタイルよりも,合理的な曲線がみられるようになつた。
双眼,メカニカルステージ,組込み光源,再照準装置(クランプ)などが,共通である。①は日本光学SBR,光源は完全ケーラー照明装置,②は千代田光学R型に写真用鏡筒をつけたもの。光源は台に組込まれている。③は同社Cobi型,専用光源を取附け得る。④はオリンパスE型。いずれも照明は対物鏡40倍以上は高倍用,20倍以下は低倍用にきりかえるようになつている。ピント合わせは,②のみ鏡筒上下式,他はステージ上下式である。
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