ミドルナースの大学院生活ウォッチング・7
モード切り換え
迫田 綾子
1
AYAKO SAKODA
1
1広島大学大学院医学系研究科博士課程前期
pp.975
発行日 2000年10月1日
Published Date 2000/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903579
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毎週火曜日は教室の勉強会である.早めに登校しパソコンのスイッチを入れ,お湯を沸かし机を拭く.年輩学生はそれなりの気配りが必要であり,また生活体験が長い分だけ自然に体と気が働くのである.コーヒーやお茶は切れていないかチェックもしておく.勉強会の後の一杯の飲み物はゆったりとした気分でいただけ,楽しみでもある.
勉強会の担当は2人ずつで,原著のクリティークと話題提供に分かれる.クリティークは大学院ではじめて知った言葉.はじめて講義で聞いたときは発音が聞き取れなくて,「プリティーク」に聞こえノートにそのように記録していた.先日読み返していて,恥ずかしいので消した.今ではそれがどんなに重要なことかが理解できるようになったのではあるが,やはり批判的に論文を読むのはむずかしく,途中で迷子になってしまう.
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