研究
シノテスト100号の使用経験
伊藤 とみ子
1
,
吉武 陽一
1
,
竹原 重敏
1
1熊本労災病院臨床検査室
pp.651-652
発行日 1960年10月15日
Published Date 1960/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905757
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I.はじめに
糖尿病の診断並びに治療に当つて血糖測定の不可欠なことは今更多言を要しないところである。然るに従来広く用いられているハゲドロンジェンセン氏病は極めて繁雑で且つ信頼出来る値を得る迄には相当の習熟を必要とする。最近病院における臨床検査はその種類,件数共に激増し,ますます多忙となる折からより簡単でしかも誰にも出来る血糖測定法の出現が望まれる。
我々は今回シノテスト100号を使用し本検査法が果してどの程度まで臨床的に用い得るものであるかを検討してみたので末だ少数例ではあるが一応ここにその成績を報告する。
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