研究
キレックスによる無胃管胃液酸度測定の経験
伊藤 とみ子
1
,
吉武 陽一
1
,
竹原 重敏
1
1熊本労災病院検査室
pp.655-656
発行日 1961年10月15日
Published Date 1961/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905892
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われわれの病院では従来胃液検査には胃管による分画採取法(カフェイン法)を用いてきたが,本方法は患者にとって多少とも苦痛を与えること,あるいは検査に時間のかかることなど日常臨床において幾多の欠点があった。しかるに最近胃管を必要としない胃液酸度測定法が考案され,各方面でその価値が検討されつつある。われわれも同様の目的で当病院入院中の患者につき「本法を行ない,従来の胃管法の成績と比較しその成績を日本衛生検査協会熊本県支部学会で発表したが,今度再び24名の患者について対照尿,発色法などについても二三の検索を行なったのでここにその成績を報告する。
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