〈検査室メモ〉
臨床生化学メモ(VII)—ビタミンの話
茂手木 皓喜
1
1東大病院中央検査部生化学
pp.648-652
発行日 1959年11月15日
Published Date 1959/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905637
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I.ビタミンとは
ビタミンは5大栄養素(糖質,蛋白質,脂質,無機物,ビタミン)の1つで,ごく微量で生体の機能を調節している物質である。それ自身はカロリーもなく,体の主要構成分ではないが,複雑な有機化合物である。
この一世代のあいだにビタミン学の進歩はめざましく例えばビタミンB群などは数10の種類が発見されている。
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