〈検査室メモ〉
臨床生化学メモ〔Ⅷ〕—ホルモンの話(1)
茂手木 皓喜
1
1東大病院中央検査部生化学検査室
pp.383-385
発行日 1960年6月15日
Published Date 1960/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905715
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.はしがき
ホルモンとは内分泌腺(註1)から分泌され,ごく少量でいろいろの組織に大きな効果をもたらしたり,生体のいろいろの代謝に大きな影響を与える物質である。
現在ではいろいろのホルモンが精製分離され,その構造も決定され,人工的に合成されるものもあるが,不明のものも少くない。以下,重要なホルモンについて,その性質,生理作用,過不足によつておこる疾患などについて簡単に紹介する。
Copyright © 1960, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.