『医学の常識』
臨床生化学メモ(Ⅰ)
茂手木 皓
1
1東京大学臨床検査部生化学検査室
pp.243-246
発行日 1958年4月15日
Published Date 1958/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905458
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最近の臨床検査法の進歩はめざましく,つい数年前まで研究的に行われていた検査法もルーチンワークとして取入れられ,疾病の診断や治療に役立ちつつある。これにともなつて今まで不明であつた病態生理も次第に明らかになりつつある。
しかし最近医学の分野にも分業が進み,医師は検査上の初歩的な知識も忘れ去り,また検査に携わる技術員は検査按術にのみ專念する傾向がみうけられる。
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