座談会
臨床検査に必要な動物の取扱い方(1)
樫田 良精
1
,
松村 義寛
2
,
小山 良修
2
,
高橋 昭三
3
,
松橋 直
4
,
牛尼 杉義
5
,
中尾 喜久
6
1東京大学上田内科
2東京女子医科大学
3東京大学医学部細菌学教室
4東京大学血清学
5東京大学医学部上田内科
6東京大学医学部沖中内科
pp.222-230
発行日 1958年4月15日
Published Date 1958/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905455
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
樫田 きようは臨床検査に必要な動物の実際的な扱い方について,小山先生,それから東大の牛山さんにお出をいただいて,お話しを伺うわけですが,検査員の中には動物の扱い方を正規に習つたことのない人も多いので,なるべく現場で手をとつて教えるような気持でお話し願つて,そういう方々の参考になるようにお願いしたいと思います。
はじめに検査室で使う主な動物の種類を申しますと,一番多く使うのは大体ウサギとかモルモツトそれにガマ,細菌の方でマウス,まずそのくらいですが,動物の大きさの順に一応並べてみますと,ヒツジ,ウサギ,モルモツト,ハムスター,ラツト,マウス,ガマ,蛙の順になると思います。こういうふうなものをいろいろの検査室で使つておりますが,細かいことはあとで各論的に,皆さんからお話いただくことにして,初めに小山先生とそれから牛山さんに,なにか全般的な扱い方,注意といいますか,一番正しい扱い方というようなものをお話いただきたいと思います。
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.